抱える問題 | 児童生徒のデータプライバシー協会

■「GIGAスクール端末2025問題」って？

2020年に実施された全国の小中学生に1人1台のパソコンやタブレットを配る国の取り組みである、GIGAスクール構想。この時に配布された端末が、2025年前後に一斉に寿命や更新時期を迎えることにより起こりうる多くの問題が、「GIGAスクール端末2025問題」と呼ばれています。特に、GIGAスクール構想で配布された950万台の端末が安全に廃棄・入換されることを望む保護者の声が大きくなっております。

・起こりうる問題

① 端末内の個人情報が完全消去されないまま廃棄されるリスク ② 一斉更新による処理能力の限界と人的ミスの増加 ③ 不適正な処理業者による情報の二次流出の危険性

現在、全国の小中学校で使用されているGIGA端末の総数は950万台。すべての市区町村が対象となり、その自治体数は1,787箇所。それら全てが同時期に対応を迫られます。また、その廃棄に不安を抱く保護者の割合は82パーセントと、子どもの情報漏洩を懸念する保護者が非常に多くなっています。
1台もデータ漏えいしない、GIGAスクール端末の入れ替え、処分を実現する未来を創ることが重要です。

950万台処理端末数、全国の小中学校で使用されているGiGA端末の総数、1,787対象自治体数、すべての地町村が対象、同時期に対応を迫られる、82%、不安を抱く保護者の割合、子どもの情報漏洩を懸念する保護者が非常に多い

万が一、データが漏洩された場合、次のように連鎖的に問題が発生します。
①データ流出　②個人情報悪用　③信頼崩壊　④法的責任
近年頻発するデータ事故の深刻さを理解し、早期の対応をすることが求められます。