協会について
本サイトを運営する「児童生徒のデータプライバシー協会」についてご紹介します。-
■「児童生徒のデータプライバシー協会」とは
全国の小・中学校に整備されたGIGAスクール端末更新に伴い、適正な端末処分、適正なデータ消去を普及させることにより児童生徒のデータプライバシーを保護する事を目的として発足しました。今後は関係者の相互交流・相互理解の推進に関する事や、関係行政機関との連携に関する事業の展開。調査・研究、それをベースにした普及・啓発及び相談に関する事業も行う予定です。また、人材育成、技術支援に関連するセミナー・講演等を開催し、児童生徒のデータプライバシー保護を実現します。
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■ 活動について
児童生徒のデータプライバシー協会は、GIGAスクール端末処分時に「1件のデータ漏えいも起こさない」ために、以下3つの啓発活動を実施しています。
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①国のガイドラインに則したリサイクル計画
… 国の方針に基づいた適正な端末処分、リサイクル計画の策定 -
②専門業者による端末処分
… 回収実績のある小型家電リサイクル法認定事業者へ。 -
③廃棄証明書の取れるデータ消去
… 1台ずつ消去ログが残るソフト消去の実行を。
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「児童生徒のデータプライバシー協会」メンバー
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矢作尚久
應義塾大学 政策・メディア研究科 教授
環境情報学部 教授 デジタル庁 デジタルヘルス統括(2023)GIGAスクール構想は、児童生徒一人一台のICT環境の整備を実現した画期的なプロジェクトです。一方、端末回収時のデータ漏洩という新たな社会的課題が顕在化しつつあります。当協会は、生徒のプライバシーを守ることを最優先に、端末廃棄の適正な方法から政策決定プロセスの改善に至るまでの、社会システムとしての信頼性を高める仕組みの構築を目指して活動してまいります。
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川島英之
慶應義塾大学 環境情報学部 教授
政策・メディア研究科委員当協会の活動は、生徒のプライバシーを守るために重要です。データシステムの専門家として、技術的側面から本件に貢献する所存です。また、本活動を日本のプライバシ・セキュリティ意識向上につなげていきたいと考えております。
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横尾俊彦
佐賀県多久市市長
全国ICT教育首長協議会 会長デジタル化加速の中、デジタルリテラシーが重要になり、GIGAスクール端末使用に伴う個人情報の管理と保護は真に安心安全なDX社会に不可欠。そこに焦点を当て、よりよい未来創造のためにデータプライバシー対応が必須となっていきます。
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尾花紀子
ネット教育アナリスト
安心ネットづくり促進協議会 「普及啓発広報委員会」副委員長
こども家庭庁「青少年のインターネット利用環境実態調査」企画分析会議委員現状、個人情報に関する危機管理意識が高い人・組織ばかりではなく、端末処分時の対処は適正なのか等、我が子のデータの取扱いに不安を抱く保護者も少なくない。GIGA端末は自治体提供であり、ヒューマンエラー対策のためにも、家庭だけでなく学校側の管理体制が重要となる。生徒のデータプライバシーの保護を実現すべく、様々な角度で議論を行い、自治体や学校の危機管理意識向上と全国の保護者・生徒が安心できる社会の実現を、本団体に期待します。